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個人情報保護法で、守られているのは、ホントは何だろう [雑感]

個人情報保護法が施行されてから、どのくらいの年月が過ぎただろう。

学校の名簿や子供会、趣味の集まり、どんな集まりでも、名簿を出せなくなり、貰えなくなって久しい。

一方で、年金機構の個人情報が流れたり、ヤフーの個人情報が流れたり、挙句の果てにはマイナンバーを管理する会社が日本の会社ではなく、外国の、しかも情報流出させた実績を持つ会社に委託されたという噂が出てきたり。。個人情報が守られているのか、守られていないのか、まるで冗談のような状況が続いている。

そもそも、個人情報って、秘密にしなければならないものなのだろうか。

確かに、治安が悪ければ、どこにどういう人が住んでいるのか、この家にはどういう人間が住んでいるのか、明らかになったら怖い。治安が悪ければ。。

だけど、私たちの地域コミュニティーって、孤立することが好ましいことなのだろうか。

素朴に思うのだ。

隣三軒両隣、挨拶したり、美味しいもののおすそ分けをしたり、近所の子供達を愛情込めて見守ったり、こういうことが、実は自分を守る力になるんだと思うのだが。 

東日本大震災で、痛感した。隣近所のありがたさを。

私は、以前から、肉屋さん、魚屋さん、八百屋さんなど、近所のお店で買うのが習慣だったので、スーパーに並びに行く必要はなかった。こういうお店は、いわば近所の貯蓄場みたいなもので(失礼だけれど)、当然のことながら、ストックされている。必要なものを、最小限買いに行くことができたのだ。他の人にも回したいから、買いだめはしない。それでも、ものすごく安心だった。

卵や牛乳が欲しいと言えば、市場に行くから調達してくる、と言ってくれる。勿論、私の提供できるものは、した。 こういう繋がりが、一番の安全保障だと、痛感したものだ。

話を元に戻すが、「個人情報保護!」を叫ぶあまり、見えなくなっているものがあるのではないかと思う。近所にどういう人が住んでいるかわからない、これって、安全保障の上から、ものすごく怖いことだと思うのだけど。民主党政権になってからだと思う。ある歯医者さんに聞いた。役所から文書が届いたって。それによると、「面接の際に出自を聞いてはいけない」と書いてあるそう。人を雇うのに、どういう家で育った人か、聞いちゃいけない。これって、普通のことだろうか。どんな人間かわからないのに、雇えっていう。これ、おかしくないか。

こういう事態まで引き起こされていると、「個人情報を知られると困る」人たちが、「個人情報保護!」と言っているのではないかと、疑いたくなるのだ。

 

 

 

 


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