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『逝きし世の面影』渡辺京二著 [読んだ本について]

「江戸時代には、虚言をいちいち神経症的に摘発して真実を追求せねば、社会の連帯は崩壊するなどと考えるものは、おそらく一人もいなかった。彼らは、人間などいい加減なものだと知っていたし、それを知るのが人情を知ることだった。そして徳川期の社会は、そういう人情のわきまえという一種の連帯の上にこそ成立しえた社会だった」(『逝きし世の面影』渡辺京二著・平凡社ライブラリー)


今、ここを読んで、はた、と気づいた。


昨今の「自分に甘く他人に厳しい」世情。この視点がなくなってしまっているのですよね、多分。

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