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文化というのは まことに空漠たる。(三谷晃一) [雑感]

文化というのは
まことに空漠たる。
たとえば
砂地に
花のタネを蒔くような...
事業だと
ぼくは思うのです。
けれども
それがやがて
沢山の花を咲かせる
と信ずることから
文化は始まるのです。
文化。
なんと空漠たる
観念の響きでしょう。
しかしあなたも
そして ぼくも
タネを蒔くその列に
黙って連なりました。

きょう
あなたは去りました。
あなたの行く先を
ぼくは知りません。
しかしみんなは見るでしょう。
あなたの去ったあとにほころびた
たくさんの花、花を。
まるでいつもそうしているように
しずかに臥床に眠っている人よ。
あなたの多くの息子、娘たちが
それを見るでしょう。
あなたが残していった
実にたくさんの足あとを。
その花、花を。

2015123123140000.jpg 

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お恥ずかしながら、2~3年ぶりに大掃除をした。
整理していたら、懐かしい詩集が出てきた。
郡山市が生んだ詩人、三谷晃一の詩。

今はもう遠いかなたの人ですが、
生前、すこしだけ、関わらせていただいたことがある。
その時いただいたお手紙も改めて読んで、
色々と思い出に耽った年の暮れ。

一年の終わりを実感できない、今年の年の暮れに、皆様に三谷先生の詩をプレゼント(#^^#)


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