民主主義って。。。

民主党政権になってから、
「政府って、ここまで好き勝手できるんだなぁ。」と
驚くことが多くありませんか？

民主主義って、なんだろう。


民意って、なんだろう。

なんだか、胡散臭い、プロパガンダに過ぎないような、、、
得体の知れない不気味さを感じるようになって。。。

『民主主義とは何なのか』（長谷川三千子著/文春新書）を読んでみました。

「民主主義の特色である「衆議」とは、一人の判断では見落としやすい思い違いが
あるかもしれないのを、多くの目で見ることによって防ぐ、議論をして理の通った
正しい結論を導き実践するという合理的なシステムとして機能すべきなのに、
現実は、「国民の意思」や「民意」という言葉が「理にかなった結論を得る」という
大目標を蹴散らしてしまう。」と、長谷川氏は指摘しています。

また、
「人間の不和と傲慢の心とを煽り立て、人間の理性に目隠しをかけて、ただその欲望
を憎しみを原動力とするシステムが民主主義なのである。
まさに、本来の意味での「人間の尊厳」を人間自らに損ねさせるのが民主主義の
イデオロギーなのだ」

「「人間の尊厳」を保ちうるような政治思想を目指すのであれば、なんとしても
民主主義を克服し、本当の意味での人間の理性の復権を目指さなければならない」
と。

10年前に書かれた本ですが、まさに今、この民主主義とやらが
暴れまわっている感がします。

民主党政権は、私たちに民主主義のいかがわしさを、
これでもか、これでもか、と知らしめているように思えてなりません。

ちょっと難しい本でしたが、最後に納得！でした(^-^)