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『共産主義の誤謬』と『重光葵 連合軍に最も恐れられた男』(福冨健一著) [読んだ本について]

憲法記念日が近づいたある日、『共産主義の誤謬』(福冨健一著)という本が机に乗っているのを見つけた(^-^; ので、読んでみた。


共産主義の誤謬 - 保守政党人からの警鐘

共産主義の誤謬 - 保守政党人からの警鐘

  • 作者: 福冨 健一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2017/03/21
  • メディア: 単行本


日本の共産党がどのようにしてできたのか、その思想はどのようなものか、とか、具体的な資料と事件とのかかわりとか、が、ものすごく分かりやすく、読みやすく書いてあって、一気に読んだ。


で、これを書いた福冨健一さんの書いた本をもっと読んでみたくなって、アマゾンをのぞいたら、中古扱いの本が3冊。


一番興味を持った『重光葵 連合軍に最も恐れられた男』を買って、読んだ。「重光葵を知ることは、日本の正統の歴史を知ることであり、日本人の生きざまを知ることであると悟る。重光とその時代に生きた人々の言葉は、日本人の「精神的な真空」を取り除く一助になるはずだ」」とあとがきからの抜粋が、帯の後ろに書いてあったけど、まさしくその通り。


重光葵の交渉力のお蔭で、戦後軍事占領を受けるという危機を回避できたとか、片足を失った事件の時、祭典の最中で、国歌斉唱の時だったのだけど、直立不動で、誰も逃げなかったとか、吉田茂は軍事力を手放すことを望んだけれど、重光葵は、軍事力を持ち続けることの必要性を強く説いていた。彼が戦後政治の中心を担っていたら、日本の姿は変わっていただろう、とも思う。


この本、とにかくすごい。一番すごいのは、読みやすいこと。一気に引き込まれるように読んでしまった。
そして、残念なのは、もう中古しかなくて、アマゾンで、なぜか50円位だった。送料230円位で、うそでしょ~~と思いながら注文。2日後にマジで届いた。茶けているけど、新品同様。
これって、著者に対して失礼な値段だよなぁ、、と思いつつ、、、


『東条英機 天皇を守り通した男』と
『南十字星に抱かれて―凛として死んだBC級戦犯の「遺言」』
の2つも購入。96円、送料足して353円って、著者に失礼でしょ。
と言いつつ、、有難く恩恵に預かってしまいました。


こちらの2冊はまだ読んでいない。
特に『南十字星。。。』は、涙なしで読めないそうなので、心が綺麗な時に読もうと思います。

こういう素晴らしい本を書いてくださった福冨健一さんに、感謝。



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